2009年8月8日土曜日

高齢者のend-of-lifeケアガイド

カナダの本の訳本である。高齢者の緩和ケア、晩年期ケアのための文化的側面という章があった。
カナダは難民をたくさん受け入れており、人種のモザイクといわれているだけあって、日本以上にこの部分の配慮が重要なようである。以下抜粋。

【医療者自身に対して】
ある文化の中でどのようなケアを実践するか考えるにあたって、まずは自分自身が自省することから始める。
①人のあり方や生き様について、まじめに興味を持ち、学習したい、好奇心を持つ
②病気、とりわけ死にゆくことの文化的側面に対する認識や感受性を高めること
③自分の持っている文化や文化による影響を探求し、よく考えること
  バックグラウンド・価値観・ポリシー・喪失の感じ方・人生の重大事項をどう表現するか?
④自分の文化的好みを自由に考える
⑤ケア提供のチームメンバーとこうした事柄について腹を割って話し合うこと
⑥文化の社会学的な知識や教育を受けること

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