2009年7月18日土曜日

家庭医の外来と、専門医外来で差はあるか?

OUTCOMEを何にする?
患者さんの長期的な予後?満足度?幸せ感?
医療の目的とも通じてくる気もします。
医療は命を長らえるためにあるのですか?または、
①その人が生きていることを支える(これはベース)
②その人が生きていることを、さらに元気つける(+α)
③その人が生きていることを、感謝する??(元気でいる幸せを振り返る、生きていることを謳歌する?)・・・難しいですな。

性の講演会予行

フィードバック①よかったところ②さらに改善したほうがいいところ③よかったところ
サンドイッチの基本でされました。
看護師さんや薬剤師も聞きに来てくれてありがたかったです。

「松前町立病院の挑戦」

院長のプレゼン(謙虚に話す)。
①おかしいことは、おかしい!という
 医局CF週1へ。
 全体集会開始。
 連絡会議など会議改革。
②生涯学習・研修医教育
③病院としてのプライバシー確保
④hpの充実
⑤経営~赤字をいかに減らしてきたか? 患者を増やす 透析開始 人件費を節約 
ドラッカー読む!

道南事務長会議から②

院長と振り返り。
やはり一番は、事務方や町の家庭医療や総合医への理解が一番である。
ただ医師を高い金を積んで来てもらおう!だけでは駄目。行政にも責任があると感じると一致した。

道南事務長会議から①

道南の国保、町立病院の事務長10名弱が集まる会議が松前で開催。
どこも医師不足の話と赤字の話である。
総合医・家庭医の育成は当然の急務だが、学生の人気がなくては駄目だ。
そこでやはり、家庭医療の魅力を伝える努力が必要なのだろう。
また、人は論理に動くだけではない。自分たち家庭医ひとりひとりが楽しくやりがいを持って働き、
「ああいう風に仕事をしたい!」と感じてもらうのが一番説得力があるように思える。
研究は、どちらかというと、もっと大きなマスや組織に対しての、家庭医療を売り込むツールであると感じる。また日本における家庭医療学の土台作りでもあると感じる。

回診とクロック

回診にて病室を何人も回る。
その部屋やスペースは本人たちのものだが、病院にいるとつい、ドカドカ土足で入っていくような感覚になってしまう。(初期研修時代の外科始まりの弊害?)
その部屋の患者さんのもつ空気を感じ取り、それに合わせた雰囲気で、回診したいと思った。
自分の中のクロックを遅くして、ニュートラルな気持ちでお邪魔する、というトレーニングとして回診をしていきたいと感じた。
外来では、自然と患者さんが終わるごとに自分がリセットされ、ニュートラルなギアで向かい合っているように思えるが、回診でもやれるように意識していきたい。

4件

SMTみつけたら鉗子で押す(硬さ、可動性をみる)
胃角の裏は見逃しやすいので注意
食道カンジダ:水で洗いながらして、流れれば怪しい。透過性がなく真っ白のことが多い。
ヘマチン沈着:何らかの出血起点があったと考える

2009年7月14日火曜日

4件(7月10日)

この日は盛り沢山であった。

1件

挿入観察まではスムーズになってきた。
癌のスクリーニングが当院での目標である。
あとは、粘膜の質的な診断であるが、指導医と一緒にやるが自分ひとりでやっているような緊張感をもってGFをし、所見をみつける姿勢が重要。
GF後の火曜の11~12時は、粘膜所見の勉強の時間に当てたい。

外来から:主に喘息管理

1)喘息外来患者
  少しでもwheeze(大抵、以前に喘息の治療をしている)→ テオドール 4mg/kg x2
                                   → メプチンミニ25μgx2(6歳以上)
                                      ベラチン0.04mg/kg/日 分2
  禁:アストミン(抗ヒス作用があるので、好ましくない)
  熱がある:クラリシッド内服15mg/kg分2 させる。

 喘息の既往はルーチンで聞くようにしている(初診児)
 陥没呼吸をみる(乳児は横隔膜で呼吸しておりあまり重篤感が分からない場合も多い)
 食事を摂れるかどうか?が全身状態をみる上で重要。
 泣いて聴診できないとき、両手で胸を挟んでwheezeを感じる(バイブレーションを感じることもできる)
喘息の歴史の長い子:胸が前後方向に大きくなる。
 ホクナリンテープは発熱していて汗をかいている子には使いにくい。

2)単純ヘルペス 口移しでうつる。
           歯肉の腫脹が疑うポイント 
                           

2009年7月12日日曜日

話を聞かない男、地図が読めない女

有名な本、以前読んだことがあるようにも思えたが「性の講話」で、男女の心理、ついてのニーズが高く今一度読んでみた。男女の進化の歴史から語られていたり、男脳女脳みたいな話とか分かりやすい。
これをかみ砕いて高校生用にアレンジして、スライドに使ってみます。
私生活的には、自分の新聞読みつつ話を聞く、道を聞く、について自己洞察できました。

セックスレスな男たち

性の講話関連で読んだ。養護の先生との事前打ち合わせの中で、男女の性欲について話をしていて
男性でも手をつないでいれば満足という人が知り合いにいる、という話を聞き、一般からは外れているのでは?とコメントしたものの、いちおどんなものか?と図書館で見つけ読んでみた。
①仕事の優先度が高い②めんどくさい③他に対象がいる、みたいな感じで、生物的には健全ではないような気もしたが、そのような人もいることは知ることができ良かった。

藤原校長の仕事の極意

①笑顔が温かい→あれは絶対練習したものだ。目と口元で笑っている。
②物事の進め方→全体像を納得してもらえるか?
            相手がこちらの世界観を納得するか?目的を視覚化して、わかりやすくプレゼン。
            最初の3枚で勝負がつく。
③サプライズすれば、respectされる。→相手をいい意味で裏切る作戦
④「来し方、行く末を何分でもいいからお話ください」→どこで生まれて、大きくなって、両親はどんな人  
で、学生時代は何をやっていて、今の仕事は何で、これから先どのようなことをやりたいか?みたいな
  →共通点を多く見出す。

「役者は胃袋だよ」

俳優緒方の役作りの極意。
その土地のものを食べ、その土地の空気を吸い、その土地の人になる。
いつか、「家庭医は胃袋だよ!」と言えるだろうか?
訪問診療でコーヒーとお茶菓子が3件続いたときは、思わず「訪問は膀胱だよ!」と言いたかった(笑)

地下鉄の功罪(知る楽「鉄道と日本」より)

東京は地下鉄に乗ると景色が見えない。
あれだと、自分がどこのあたりを走っているか?わからないようだ。
となると土地勘もつきにくく、何か大事なものを失っているとのことである。

息子突発性発疹に!

先週末に5日間の発熱、軟便、機嫌良さで、解熱ともに顔面を中心に発疹出現。
あまりにも冷静な対応をしていた自分は、妻に「冷たい」と罵られた。
なかなか難しいよな~その辺の温度差って。死はなれないが、病気は慣れるかね。