2009年5月9日土曜日

うつ病の人の環境調整+薬物調整+支持療法

昨日に本人と面談。本日、家族と面談し、だいぶ本人の置かれている状況が見えてきた。
今までも、何回か入院されてるが、本質的な部分にはあまり、どのDrも立ち入ってきていないようだ。
入れ込みすぎず、かつしっかり、診ていきたいと思う。
ある意味、非常に私にとっても学びにつながる出会いになりそうである。

看護助手の方

もう病院勤務13年。
人当たりが優しく、昨年のベストスマイル賞受賞された方。
具体的にほめてました。自分は本心でほめましたが、本人も大変喜んでいました。
ただ、やはりまだ褒めることに慣れていないと、冷静に話してしまう自分がいますね。
これも回数を重ねて、褒める練習ですね。

知る楽~上司からホウレンソウ

部下のマネージメントで紹介あり。
上司から、心を開いて相談すると、部下も相談してくれるようになる。
部下と問題点を共有し、話し込むことで、考えをもち、意見を言うようになる。
その結果、部下のモチベーションも上がってくる。

知る楽~褒めることから始める

部下マネージメント方法で紹介あり。
①情報交換に終わらせず、一言ほめる
②ほめるためには、観察が必要
③観察した変化をほめる
④最初は訓練が必要、だが心をこめて、演技して褒める
⑤一つの成功体験を徹底的にほめる

耳鼻科外来SIRA

メニエール病のフォローができた。
末梢性めまいのカロリックテストの上肢偏位テストの有用性。
眼振の記載方法と、前庭障害との法則。
ステンバース法での聴神経腫瘍や慢性中耳炎のスクリーニング
など学んだ。

2009年5月6日水曜日

「地域医療に従事する総合診療医をどう育成するか?」

S大の論文のタイトル。
質的研究を屈指した興味ふかい論理的な文章であった。
・医学生の5人に1人が、入学時は地域医療・プライマリケアに興味を抱いている。
・40%の学生がBSLが将来像に大きな影響を与えたと話している。
・松前の患者さんが求める医師像
  コミュニケーションを重視した良好な医師患者関係の構築
  同一医師による長期的な継続診療
  幅広い領域で適切に判断できる診療能力
  病診連携を生かした適切な後方病院への紹介
・学生の実習への満足度:診療に充分参加できること、適切な評価をもらうこと
・PFの分析から、知識・コミュニケーション・手技・臨床推論・マネジメント 
 であったが、地域特有の事項や患者家族背景の学びが薄かった。
・「家族・コミュニティに関する問題」のシート、「地域視診・地区診断」、「ライフヒストリー聴取」「パラレル 
 チャート」、「SEAシート」といったツールを使い、振り返りや学びを促している。

以上の戦略を元に、ここに学生が回ってくるということだ、面白い!!

Evidence Based Physical Diagnosis 2版

診断力のUPへの布石の一つ。読もう読もうと思い読んでこなかったテキスト遂に読みました!
診療を変えようと思った項目多々あり。
①体重減少時:本人見積もりよりも多いときは器質疾患を考える
②Cushing syndrome: moon顔なければ陰性LR0.1
              皮膚薄ければ、LR高い
③Rinne の陽性LR16.8 weberはそれ程でもない
④early crackleがない時の重症COPDの陰性LR0.1
  一年で70箱、慢性気管支炎・肺気腫、呼吸音低下のうち2~3個あればCOPDの陽性LR25.7
⑤AS:late peaking murmur 陰性LR0.2 
    頸部への放散 陰性LR0.1
⑥AMIで、右肩への放散痛のほうが陽性LR4.7>1.8と高い
⑦末梢血管障害を疑うときの診察: 鼠径動脈の触知LR31+雑音聞くLR80.8
                      傷や痛みないか?LR7.0
                      左右差のある冷感LR6.1
                      足背、後脛骨の脈さわる
⑧脳血管:トラベリングの動作 陽性LR21.7 (上肢バレー10.3に対して)
       バビンスキー反応 LR19.0
⑨腰椎神経根障害:足関節の背屈LR4.9
            ふくらはぎの周囲径の左右差1cm以上LR5.2 (SLR1.3に対して)

以上でした、がんばりましょう!

2009年5月5日火曜日

薫風自南来

さくら祭りのお茶(表千家)へ先生と伺った。
そのお軸。
調べるとこの後に、「殿閣生微涼」と続くようだ。
夏は暑いですね~という句をうけ、上記のように答えたとのことである。

誰も教えてくれなかった診断学

京大H先生共著。
初期研修は医者としての態度の根本を鍛えたくてHCFMへ来た。
あとは、疾患はどこにいってもある一定の頻度で経験できるであろう、という目算もあった。
ただ、その一定時期をすぎ、自分の臨床スタイルも見えてきている現在は、
あらためて、病歴、身体診察、診断、検査、治療のquolityや経験値を上げなくては!と
自分でも思いなおし、恵まれたスタッフの元、励むべく読んだ一冊。
いろいろと顔をつっこみ症例を少しでもみている、っていうのが生きるな~と感じた。
【診断の思考のプロセス】
①患者の言葉の医学情報化
②「生きカード」をひく 3~7個の鑑別が書いてある 
  カードの作り方:頻度の軸、時間の軸、アウトカムの軸
※何かちがうという感覚を大事にする

当直医マニュアル2009

小児科Drからのアドバイスの実行。
キモとなる本を版を変えて読み直す。かなり勉強になり、初期研修時代を思い出し新鮮でした。
ページをめくると経験した症例が思い出され、自分の成長を感じ、また復習や新しくなっている項目やページなどもわかり、かなり有意義な学びでした。
4年ごとぐらいに買ってみるといいかな~。