2009年12月17日木曜日

研究者の姿勢

情熱はあつくもつ
ただ、熱意を一歩引いてクールに冷静に考えていくことが大事

実家にPC忘れた・・・

京大へ行くのに、実家にPC忘れ名古屋で途中下車。
名古屋での時間で臨床疫学の教科書を熟読。母親は妹宅へ。
結果オーライなのか、ポジティブ思考なのか。母には感謝。

福井救急の寺沢先生の記事から

3年前に救急への進路も考えていた時に見学に行ったが気さくな話しやすい先生であった。
「難しいことを難しくやると人は離れる。明るく楽しくやると人は集まる」

教育とは?エミールより

・教育は個人を単位に行われ、それぞれの能力や特徴に応じたプログラムを提供すべきである
・教育は現在の幸せを守るために行われるべきであり、将来の幸せのために今の幸せを踏みにじってはならない。まさに教育論の本質であると感じた。

The Rational Clinical Examination

・COPD:喫煙 wheeze有無が有用
・服薬管理能力:この一週間で飲み忘れた薬がありますか? LR+4.3
・成人の循環量低下:尿比重1.020以上 LR+11 LR-0.09
・膝診察―半月板損傷 関節液LR+5.7 マックマレーLR+1.3
      -前十字靱帯損傷 ラックマン(20~30度で引き出す)LR+42
・病的収縮期雑音:収縮期の震えLR+12 汎収縮期雑音LR+8.7
・重症筋無力症:瞬きを繰り返すと眼瞼下がる LR+30
           抗コリン薬テスト陽性 LR+15
・急性中耳炎:鼓膜のくもりLR+34 はっきりした発赤LR+8.4 腫れLR+51 凹んでいるLR+3.5
・パーキンソン病: 痙性と無動LR+4.5 LR-0.12 マイアーソン徴候LR+4.5 LR-0.13

まずは診断ありき!であるため読みだした教科書。なんとか年内に読み終わることができて良かった  

救急同乗搬送

車内で急変の可能性がある場合に、函館まで乗っていく。
低体温による再潅流性ショック、PEA後のAMI疑いということでどちらも緊急性が高く同乗したが残念な結末となった。
どちらのケースも予防の可能性はできた例であり、病気にならないアプローチを地域医療でやっていく必要があると感じる。発症した場合はケースバイケースであり、そこでのベストの判断をするしかない。

74歳女性 意識障害 心筋梗塞 

家で倒れているとこを発見され搬送。来院後PEAになったが処置により血圧と自発呼吸回復。
同乗搬送となった。搬送時はレベルも、譫言をいえるまで回復したが、紹介先で死亡。
娘さんも同乗していたが、やりつくした感はあるのではないかと感じた。

89歳男性 低体温 心筋梗塞 脳梗塞

春に心不全と心房細動で入院したいた方。退院後は自由で頑固な性格のため定期受診はしておらず。家で倒れていると発見され来院。夜に函館まで搬送したが永眠された。
本人はやりたいようにやった人生であったのでは・・・と感じた。
また函館にいる娘さん方の思いも、函館へ搬送することで満たされたのではないか?と感じた。