2009年5月23日土曜日

予防医学的介入~禁煙

初診の方など、喫煙歴を聞いている。
「何本ぐらい吸いますか?」の後に、「この半年で辞めようと思いますか?」と続けている。
これで、行動変容の何期か?をみるのだ。
今回、関心期の方がおり、内服での禁煙治療に食いついてくる方が居た。懲りずに聴き続けてみよう

入院患者勉強会

PMRの症例。
以前の東SCにて同病疑いの方を一回拝見。
その時に、サイクル(概念化→実践化)をした勉強をしていたので、対応をコメントすることが
可能であった。生涯学習としてはサイクル順調に回すことができている。

理事長コメント

家族会議と回診を同席。
・回復期リハの人:他の職種も巻き込んで、在宅or施設とある程度方向性をしっかりしていく係わりが
           必要では?
・回診:しゃべる大きさはいいが、スピードをもっとゆっくりしたほうがいい。
    目線を合わせるようにする。
⇒時間の流れのギアを、患者さんの前に行った時に落とせるようにならなくては・・・と思う。

楽しく覚えると頭に入る

外来のover60だけど40代にみえるNsからのコメント。
「楽しく覚えると頭に入るから~」なるほど。
興味の範囲が広いと自己分析しているが、何事も勉強したり新しいことを
知ると面白い!と思えるのが知識の定着につながっているとしたら、
好奇心を持つ、ということは向学心の根かな?と感じた。
好奇心はどこから来るのか?生への肯定感?基本的信頼感?
子育てしつつ、見てみたい。

2009年5月19日火曜日

negative politeness strategy@整形外来

整形外来の見学にて。
整形の病気は老化にともない完治というものが無いこともおおい。
「残念だけどこれは治らないよ」
「申し訳ないけど、コルセットで対応してもらいましょうか」
など、有効に活用している指導医が新鮮であった。

2009年5月17日日曜日

患者中心の医療の方法

発達課題的なものなのか、proximalは当たり前のように聞けるようになっている。
そこで、自分の興味がDistalよりになっているのか?それとも自分が世の中が実は、どう動いているか?知らな過ぎるのか?
Proximal:家族、経済的安定性、地位、教育、雇用、余暇、社会的サポート
Distal:コミュニティ、宗教文化、経済、ヘルスケアシステム、メディア
この際なので、一つ一つ深めていければいいと思う。

国家とは

政府のための治安維持。
政府は国家を統治している。統治しているのは、憲法にかかれたことを遵守するため。
憲法にしたがうことが、国民の幸せにつながるという前提になりたっている議論である。
 ⇒憲法のなりたち、憲法の現状、政治とは、国家とは
自分もcommunityにかかわる仕事なので、上記についても考察を深めたい。

家事に休みはない

私の仕事は週末やや気が抜ける
家事はやすみない。週末少しでも休んでもらえるように分担しよう!

法律の基本は約束

検事キソガワの漫画を読んだ。
異種業界の漫画は好きだ。その分野のあらましを知ることができるし、気軽に読める。
殺人が罪な訳:お互いの約束として、あなたを殺しません・・・というルールがある、もしこのルールがなければ、私たちは普段から殺すか?殺されるか?という非常にエネルギーを使う日常を過ごすことになり、そういう生活をすると何もできなくなる。そのためにルールがあり、それを破ることは罪である。
(というのが文中の説明)

道 学 実

道:精神性、哲学性
学:知識 書物を読む
実:お稽古
 この3つをバランスよく高める?(深める?)ことが茶道のようだ。
道は仏教マンガや日々の診療(禅)というところか。
実に、お稽古に通わせてもらうのもいいだろう。

尽不耕

室蘭へPFのカルテ漁りへ。
お茶の先生宅へ家族で挨拶。
お軸を拝見。「耕すこと、尽きず」 深い・・・。
ワープロで書いてしまうと、字の味わいがなくなるのが残念だけどね。

気配り

医学の勉強もたぶん独学でしているだろう助手さんを褒めました。
「はたらきやすいですし、気がきくし、いいね、本当に」「やっぱり頭の回転が速いだね」
つくづく、自分も含めて、日本人はほめられることに慣れていないな~と思います。

和顔愛語

「とても大切な存在ですよ~」というオーラを患者さんと接するときに出しているものを
4字熟語でいうとこれかな~とひらめきました。
やはり、日本人なのか、自分は漢字がすっきりしますね。
和顔愛語、和顔愛語、和顔愛語、患者さんに優しくないとモニターされたときは3回つぶやくと、やさしくなれるよ~と自己暗示(笑)

忙しいと感じない

忙しいと充実していると感じる。
ただ、そのスピード感は患者さんの前では出さないように、一腹式呼吸すると
いいんでしょうね。
自分に余裕やゆとりがないと、患者さんの話もきけませんから。

智慧とは?

誰かがみてようと、みてまいと、人生の後味がよく自分に正直に生きる
①無常をよく知る:世の中は絶えず流れている
②我欲は一つ崩れると脆い
③静かな生活に楽しみと喜びをいただき、安心な心境にはいることをよく知る

正見とは?キンスカの木

4人の王子がおりました。
キンスカの木を知らなかったので一度実物をみてみよう、ということになりました。
ところが、キンスカの木がどこに生えているのか一人の老人しか知りません。
老人は「一度に一人で、自分の仕事の合間に案内することしかできないが・・・」ということになりました。
第一の王子がキンスカの木をみると、木はちょうど芽吹いていました。
第二の王子がキンスカの木をみると、木は若葉が茂っていました。
第三の王子がキンスカの木をみると、木は人の手のような花を咲かせていました。
第四の王子がキンスカの木をみると、木はたくさんの実をつけていました。
そして、王子達があつまり、キンスカの木について話しましたが、どうも話が食い違うのです。
王子たちはなぜだかわからず、王様に教わりに行きました。
「お前たちが見たのは、たしかにキンスカの木であるよ。しかし、それをみた季節が違っていたので違ったように見えたのだね。」と説明した後に教訓を与えました。
「いいか、これからお前たちはものをしっかり見るようにしなければならない。ものをしっかり見るということは、目の前の事物を見ているだけではだめで、それが過去においてどのようであったか、未来においてどのようであるか、を知らなければならない。お前たちがキンスカの木を見たときに、案内してくれた老人に、これは過去においてどうでありましたか?未来においてはどうなるのですか?」と教わっておけば、他人のみたキンスカの木との違いが分かるのだよ。そういう風に事物を見ることが、正しい見方なのだ」
※ただ、過去=前世まで 未来=来世までと軸が広いですがね。

萎縮→粘膜が年をとってきていますが・・・

わかりにくい医学用語を指導医から注意された。
GFは順調にきているが、所見の説明や写真20枚の場所などまだまだ。

家族会議~食べられなくなったら・・・

転倒、発熱、PD症状、廃用性症候群で、誤嚥あり。
家族と今後の展開を相談し、「延命はしないでほしい」「チューブとか穴をあけたりしないでもらいたい」
ということで話し合いは合意。ただ、妻、子ども、いとこ含め、7人あまり居て、うまくまとまり安心。
重度の認知症の経管栄養をどうするか?というのは臨床倫理的にいつも問題になる部分であり、今度医局勉強会で論文をまとめ、ショウドクするつもりです。

乳腺外来

専門医のDrが月1で。
乳癌外来見学。どのDrもいい人である。
・~5年内服 ~10年外来フォロー
・MMG、エコー、MRIの3本柱が主流らしい。

先天性股関節脱臼の検診

レントゲンは普通に臥位正面+性腺隠しで。
ただ紹介の基準は話と診察でOK.
①家族歴は?
②骨盤位分娩か?
③しわの左右差
④足の脚長差
⑤開排制限 ということでXpもいちお見ますが、以上どれかでも当てはまれば整形紹介がいいみたいです。
やはり病棟研修よりは将来的な自分のセッティングにあっていると思う今日この頃。

間欠跛行の身体診察

早速、マックギー生きました。
根症状の診察で、背屈と底屈のPLRたしか4~5ぐらいだったよね、とやりました。
体側のSLR時の痛みはさすがにでなかった(今まで経験なし)。
すぐに使っていかないとね。

死に目みえているんだ~

80代男性で、上のコメント。
genogramでは、娘と3人暮らし。ただ体重が37kgと著名に低下中。精査希望なし。
家族へいちお、まさかの時のための確認連絡。
娘は何も聞いておらず・・・。危ない危ないっと。FOPC生きました。

町内見学の副産物

4月に町内のディに見学にいったら、たまたま外来で一回あった患者さんがいたので、声をかける機会がありました。
それが、ただどうやら噂になっており、今度きた先生は、声をかけてくれてディまで顔出してくれた・・・となっているようです。まぁ、いい噂なのでいいですが。
患者さんにしてみれば、外来以外で会う交流というのは、結構うれしいもんなんでしょうね。

学生指導

5年生が先週から2週間ついている。
まだBSLも3こ目で、慣れていないが、積極的に自分で考えてもらったり、体験してもらえるように関わっている。自分も結構時間をとられることが多いが、自分の学生時代を振り返ると、熱心な先生から教わった事っていうのは結構覚えていたりする。
1か月に一人ペースで担当になるので、事前知識チェック問題なんて作ってやってもらったりすると、学習者のニーズとレベルがわかっていいかも!?と思案中。

外来でNSがつくこと

外来にてNsがつくことにあまりまだ慣れず(特に患者さんの真後ろに立っている時)
患者さんと込み入ったdeepな話になると自分は、結構空気を大事にしている。
ただ、その付いてくれるNsも含めた空気作りとなると、これまたややこしい。
先週は、新人Nsへの指導を自分が面接している最中に、コソコソしており、さすがに、やんわり忠告させてもらいました。
この辺の、自分が大事にしていることを、7月の院内勉強会「笑い療法士」というお題のようですが、で
さりげなく伝えることができたら面白い!と考え中です。

「オタクが学問を進歩させる!」を「学者が・・・」と言い換えて

勉強会で取り上げられた論文。
「オタクが学問を進歩させる!」
やはり、私たちは家庭医療学オタク的なのか。
オタクの定義は「根本的な面ではオタクはマニア・学者と略同一で、年齢的、 一般的基準として外れている物を趣味とする人をオタクと呼ぶだけであり、 明確な差は見受けられない」
学者とオタクとの違いは、前者は知識を世のために活かすことを目的とするのに対し、オタクは知的満足・収集的満足・同じ志向のオタクとの交流・共感による寛ぎ・安らぎに留まる点である。
強いてあげる学者とマニアとの差は、後者はジャンル全般における体系的知識が欠けていても特に問題としない点である。
ということで、家庭医療学オタクとは、
①家庭医療学がまだ暗に日本において発展途上でありまだまだminorityである
②学問のオタクとは学者であり、その体系的知識を世のために生かすことを目的としている。
ということを含んだフレーズとなるようである。

内科医的発言 By院長

オスラーからの流れからいって、この論調はだめですね。
診断的治療というのは、診断→治療という流れに反してますから。
新鮮な文脈であった。