2009年5月6日水曜日

「地域医療に従事する総合診療医をどう育成するか?」

S大の論文のタイトル。
質的研究を屈指した興味ふかい論理的な文章であった。
・医学生の5人に1人が、入学時は地域医療・プライマリケアに興味を抱いている。
・40%の学生がBSLが将来像に大きな影響を与えたと話している。
・松前の患者さんが求める医師像
  コミュニケーションを重視した良好な医師患者関係の構築
  同一医師による長期的な継続診療
  幅広い領域で適切に判断できる診療能力
  病診連携を生かした適切な後方病院への紹介
・学生の実習への満足度:診療に充分参加できること、適切な評価をもらうこと
・PFの分析から、知識・コミュニケーション・手技・臨床推論・マネジメント 
 であったが、地域特有の事項や患者家族背景の学びが薄かった。
・「家族・コミュニティに関する問題」のシート、「地域視診・地区診断」、「ライフヒストリー聴取」「パラレル 
 チャート」、「SEAシート」といったツールを使い、振り返りや学びを促している。

以上の戦略を元に、ここに学生が回ってくるということだ、面白い!!

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